2021年10月29日、本日は今年最後の植樹会を行いました。
陸前高田市立・高田東中学校3年生、卒業記念植樹会を行いました。雨続きでぬかるむ土地になっていましたが、何とか終えました。
郷土愛を高めるプロジェクトとして、サントリー・ホールディングスさんからの助成金で行えました。ありがとうございました。
この土地の地質と環境は正直、最悪です。そして栄養が無いとか地質だけの課題では無く、朝から晩まで陽が当たりますので夏場は激しく辛いです。さらに風が強過ぎて木々は耐えるのが大変です。この一年間で半分近く枯れて植え替えました。さらに花は咲きますが、基本は木なので「林業」なゆえ時間、年数がかかります。20年、いや30年つ続けて行かなければ、椿園は完成しません。花園ではありません。植えた・・・もう来年には花畑・・ではありません。
しかし、そんな苦労が、もしも報われた時、この被災土地に色々な椿が咲いた時、それはとても美しいと思います。また、そこから原材料を採取する地域の方々、それを買い取って商品にしたり、販売する方々、誰かが30年前の一歩目を振り返って調べたりしてくれたら、こんな活動だったのかと思ってもらえたら幸せだなと、そんな日が来ると信じてやって行くしか、今は無いな・・と思ってました。ご支援をいただいたサントリー・ホールディングス様には、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。
2021年10月29日、地元中学校である、陸前高田市立・高田東中学校3年生の卒業記念植樹をサポートしたメンバーで記念写真を撮りました。撮影は地元の写真家である松本直美さんです。岩手県立大船渡東高校さんが前列と後列に一人、高橋先生と生徒さん農芸科にある椿班さんが毎回、授業の一貫としてサポートしてくれます。そして、半世紀に渡る椿の苗木を育てて来た、その苗木をレッドカーペット・プロジェクトで購入をさせて頂いております。
それから専任で畑のメンテナンスを依頼している、村上徳次郎さん、この企画と助成金の申請をした事務局の大林典孝さん、高橋美栄子さん、そして何と言っても、若き推進役と広報も担当している理事の吉田雪希さん。吉田雪希は地元・陸前高田市の小友町出身で、今回の高田東中学校の卒業生であり皆さんの先輩だった事から、前日28日の学校での説明会でも、遠慮なき本心からの言葉がとても未来の子達に伝わる素晴らしい講義をしていました。小学五年生の時に被災して、それを縁にもして勉強を重ねている見上げた人間です。